0012 英語Q&A
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Lotus at Shiramizu Amida-Do
Q 動詞の原形って本当に要りますか?
A めっちゃ活躍します。動詞の原形は「話し手の頭の中だけにあること」でまだ実現してません。
He will be a doctor. 助動詞の後ろ これはまだ現実ではなく話し手の頭の中だけにあること。
Study hard! 命令文も原形を使う。これもまだ現実じゃなく話し手の頭の中にあること。
I want to be a teacher. toの後ろ。これも現実じゃなくて、まだ話し手の頭の中にあること。
Q 動詞の過去分詞形って結局なんですか?
A 過去分詞は「受け身:〜される」と「完了:〜してしまった」の2つの役割を持つ。あるいは完了の意味だけになる。
be動詞の後ろなら受け身の意味になる。This book ( was )( written ) by Natsume Souseki.
have(has)の直後なら完了の意味になる。He ( has )just( written ) his report.
過去分詞だからといって、過去の意味になるとは限らない。
Q 比較級と最上級、なんで、-er, -est, more- the mostと2つ作り方があるんですか。
A 言葉の起源が違うから。
T先生:もとからイギリスの土地で使われてきた言葉は短めだ。big, tall, small, fastなど。こいつらは、-er, - estをつけるのさ。(古英語、ゲルマン系の言葉)
Sくん:じゃ、importantとか famous みたいな長めの形容詞は?
T先生:1066年、フランス人と北欧人の混血、ノルマン人が、イギリスを征服したことがあった。平安時代の頃だね。
Sくん:え、フランスがイギリスを征服?
T先生:うん。日本だと平安時代、鎌倉時代あたりごろ、征服者のフランスから大量の言葉がイギリスに流れ込んだ。中には(richやlarge)など短い形容詞もあったけど、(important, famous, popular, serious, beautiful) など長めの形容詞の方が多かったんだんだ。そして、フランス語は長めの形容詞には、 plus(より...) la plus(最も...)をつけて比較級や最上級を作る。これに影響を受けて長めの英語の形容詞に more, the most をつけるようになったらしいんだ。
Q 比較級で習う、as 形容詞 as ですけど、これどんな時に使いますか?
A 単に「-と同じくらい大きい」とか「-と同じくらい高い」と言う意味では使わない。
先生T: He is as tall as she is. とか、This river is as long as that one. と習ったことがあるよね。
He=sheで、This river = that oneだと。でも、これはas...as...の使い方としては大事な情報を伝えていないんだ。
A is as 形容詞 as B. が意味するのはね、「A だって形容詞の点では Bに負けてないよ。なめんなよ」なんだ。
「(劣っていると思われるもの)is as 形容詞 as (優れていると思われるもの・代表格)」なんだ。
例をあげよう。Pikotaro is as (funny) as Hitoshi Matsumoto. なら、(ピコ太郎さんごめんなさい!)
「ピコ太郎だってさ、松本人志さんと同じくらい面白いよ。(劣ってないよ)」だよ。
これは逆にはできないんだ。× Hitoshi Matsumoto is as (funny) as Pikotaro. 
This pen is as light as a feather. なら 「このペンは 軽さの点でいえば、羽毛と同じ(に劣っていないよ)」だ。
この場合、a feather 羽毛は、みんなが知っている軽さの代表格みたいなもんだ。それと比べて劣っていないって言っている。
生徒S: すると、A is as 形容詞 as B. のBには必ず代表格のようなものが入るってことですね。
先生T:そう。(This building) is as tall as (Tokyo Sky Tree). このビルは高さの点では東京スカイツリーと同等だ(負けてない)
とは言えても、(Tokyo Sky Tree) is as tall as (this building).とは言えないんだ。(新しく持ち出したもの)is as 形容詞 as (皆が知っているような基準・代表格)と言ってもいいよね。( I ) want to be as big as (Bruno Mars). なら、俺は、ブルーノマーズぐらいビッグになりたい。ってこと。これを、(Bruno Mars ) wants to be as big as ( I )am. とは言えないよ。だって、Bに入るのは、話し相手も知っている代表的存在だからね。
生徒S: as 形容詞 as って単に「=」なんだってずっと思ってました。分かってよかったです。
Q Daigo is as tall as Taro. で、結局、 ダイゴの身長は結局高いんですか、低いんですか。
A 太郎の身長によるよ。
先生T: 形容詞には大きく分けて2種類ある。
タイプ1 tall, long, old, bigのように数字に直せるもの。3meters tall, 500 meters long, 15 years old
タイプ2 beautiful, cute, やkindは数字に直せないもの。自分の心が決める主観的なものだ。
このうち、前者のタイプ1:数字でも表せる形容詞は、as....asではさむと、本来の「高い」「長い」「年老いた」と言う意味が中和されて、「同じくらいの高さ」「同じくらいの長さ」「同じくらいの年齢」「同じくらいの大きさ」となる。
生徒S:中和ですか?
先生T:The tumor(チューモア) is as big as a ping pong ball. 「その腫瘍(しゅよう)は、大きさの点で言えば ピンポン球と同じくらいだ。」と言える。
生徒S:なるほど。
先生T:うん。as big as とas...asで挟まれると「大きい」と言う意味が中和されて、「同じくらいの大きさ」ぐらいの意味になる。たとえ、お互いが小さくてもas big asでいいんだよ。
生徒S:じゃ、The boy is as old as my son. なら、お互いが10歳でもas old as..って言えるんですね。
先生T:だね。「その男の子は 年齢の点では(10歳の)僕の息子と同じくらいだ。」になる。歳をとってなくても as old as...は使える。
先生T:最初のQに戻るけど、tallは数字で表せる形容詞だから、as tall as なら「背が高い」という本来の意味が中和されて消えて、「同じくらいの背丈(せたけ)」になる。だから、Taroの背が高ければ、ダイゴも背が高いし、Taroの背が低ければ、ダイゴも低くなる。
A: Is Daigo tall?       B: No. He is as tall as Taro.
「A:ダイゴって背が高い?   B:いいや。(あの)太郎と同じくらいの背丈だよ」 
A: Daigo is very tall, isn't he?        B: Yes, he is as tall as Ohtani.
「A:ダイゴってとっても背が高いよな? B:うん。(あの)大谷選手と同じくらいだよ* 身長193cm
生徒S:タイプ2の形容詞、beautifulとかcuteとか、kindとかはどうですか。
先生T:こっちはね、数字で表せないやつだよね。これは、as形容詞asで、そのまんまの意味だよ。つまり「美しいことが前提」「可愛いのが前提」「親切なのが前提」だ。
My young sister is as cute as Anya. 僕の妹は同じくらいかわいい/ アーニャと比べて。となる。
Q  ときどき比較級 thanの後ろに、than S is. とか than S does. ってあるのはなんでですか?
A 同じ構造の文が隠れているから。
先生T:中学で習ったEmi is taller than she is. ってあるよね。時どき最後のisが書かれるのは、これは thanの前とうしろに同じ構造の文が隠れているからなんだ。Emi is tall (SVC)と she is tall (SVC)だね。Emi is taller / than she is (tall). ってこと。形容詞tallがくどいので省略されていると考えればいいよ。それと、than she.と、than の後ろに代名詞のsheだけがくるのはよくない。than she is とするのが普通だよ。
生徒S:I love Daigo more than Emi does. なら? 
先生T:I love Daigo (SVO) と、Emi loves Daigo (SVO) だよ。I love Daigo more / than Emi does (=loves Daigo )ってこと。doesは前の文の動詞以降と同じだということを表しているよ。この場合、does =loves Daigoだ。「私はよりダイゴを愛している / エミが彼を愛しているより。」
なんでこういうことをするかっていうと、I love Daigo more than Emi. だと、I love Daigo more than (I love ) Emi. だと、「私が好きなのは 恵美 よりダイゴ」と言う意味になるけど、その一方、 I love Daigo more than Emi does.とすると、(私の方がダイゴが好き>恵美がダイゴを好きであるのと比べて)と言う意味になるからなんだ。doesのあるなしでまるっきり意味が変わってしまうよ。
I love Daigo more than (I love) Emi.   私が愛しているのは 恵美よりも大吾だ。
I love Daigo more than Emi does(loves Daigo). 私の方がもっと大吾を愛してる / 恵美が大吾を愛しているより。
Q なぜ動詞には自動詞と他動詞があるのですか?
A 全ての動詞がこの動詞は自動詞、その動詞は他動詞ときれいに別れている訳ではない。多くの動詞が、自動詞も他動詞もあります。
たとえば、leaveという動詞を例に挙げると、He left (the place) ... for New York. 「彼はその場所を離れ、NYに向かった」なら、目的語のthe place(その場所)がお互い分かりきっている時は、省かれてしまいます。He left for New york. と「彼はNYへ向かった」と自動詞になります。
また、walkだと、He walks ( himself) to the station every day. 「彼は 自分を歩かせている 駅まで 毎日」でしたが、この文から目的語 himselfが抜けて、He walks ( ....) to the station every day. 「彼は毎日駅まで歩く」となります。
liveはどうでしょうか。He lives (himself) in Tokyo. 彼は 自分を住まわせている 東京に→ 目的語 himeselfが抜けて、He lives ( ...) in Tokyo.となります。
Q runningはなぜ nを2回続けるのですか?
A cutting / running / swimmingはそうですね。 cut, run , swimの特徴は「ア」とか「イ」とか、短く鋭く発音する母音+子音で終わっている単語です。そういう時は子音を2回続けます。cutting, running, swimming. ですね。
Q 「〜の」は ...'s ですか、.....of ....ですか?
A 生物の場合は、....'sを使うと覚える。 The dog's tail その犬の尻尾  The horse's legs その馬の足
無生物の場合は、....of....を使うのが原則。the top of the mountain その山の頂上など
例外:Japan's GDP 日本のGDP 日本は無生物だけど、人が集まったものだからOKなんだ。国名's ○○はOKだよ。The GDP of Japanもいい。
Q 「車で...に行く」は go to .... by carではない? バスでもby busではない?
A ナチュラルとは言えない。動詞をgo以外で工夫するよ。
バスや電車の場合は、getを使う。
I get the bus to work every day. I get the bus to school every day.
get the bus/ the trainとtheを使うのは、いつものバス、列車と言う感覚だから。
歩きは、walk to...を使い、on footは不自然。
I walk to school if weather is good.
自転車は、cycle to..を使い、by bicycle は不自然。
I cycle to school every day.
自動車の場合、driveを使う。
I drive to work every day.  車で職場に行きます/ 毎日
I drive ( my son ) to school every day. 息子を車で送ります/学校へ / 毎日
じゃ、by busや、by bicycle などはどこで使うのか。次のような場所で使います。
From my house to school, it takes about ten minutes by bicycle.
家から学校まで 自転車で10分かかるよ
It takes me about thirty mintutes to get to work by bus.
30分かかります バスで職場に行くのに
まとめると、go to....by bus, go to .... by bicycle と go to と by....の相性があまり良くない。
Q  ひさしぶりはなんて言う?
A ナチュラルな言い方は Long time no seeではない
It's been a while. ひさしぶり とか...
Taro! How’s it going? How've you been? 太郎!どうしてた(ひさしぶり)!
「....年ぶりに」は、for the first time in(◉years)でもいいけど、よりナチュラルなのは
I'm meeting my friend tomorrow. I haven't seen him in three years. 明日友達に会うんだ。3年ぶりに会うかなあ。
Q I was supposed to...( be supposed to )ってどういうニュアンス?
A ネイティブがめっちゃ使う。表現。
コア:was supposed to....本来はこうするはずだったのに....(やばいなあ)  サポウズトゥー
I was supposed to email her, but I forgot. (やべえ)彼女にメールするはずだったのに忘れちゃった。
I was supposed to pick her up, but I forgot. (やべえ)彼女を迎えに行くはずだったのに忘れた。
Oh! I wasn't supposed to put it in the dryer. ああ、乾燥機に入れちゃいけなかったのに。
I was supposed to get there by 10, but I got caught in traffic. 10時までそこに行かなきゃならなかったのに渋滞にはまっちゃた。
I was supposed to submit my homework by yesterday, but I didn't. 宿題を昨日まで出さなきゃ行けなかったのにそうしなかった。(やべえ....)
コア:is supposed to... 本来こうなるはずなのになあ。(おかしいなあ)
He is supposed to pick me up at 10. 彼が10時に迎えに来るはずなんだけどなあ(こないなあ)。
It's supposed to be here. それってここにあるはずなんだけど(ないなあ)。
Q とても良かったは なんと言う?
A 先週USJに行ったんだ。本当よかったよ。これを英語でどう言うといいだろう。
I went to USJ last week. It was amazing! 
上の最初の文は、「USJに先週行ったこと」つまりUSJがメインの情報だよね。それを受けて2文目はIt (USJに行ったこと=それ)を主語にして始めるとより自然だ。
Last Sunday I saw the new Pirates of Caribbean movie. It was really good.
やっぱり、パイレーツオブカリビアンの映画が情報の中心。2文目はそれをうけ、主語はIでなくIt (パイレーツオブカリビアンの新作)が主語がつながりとしていいんだ。
Q 感嘆文って使うんですか?
A あんまりというかほとんど使わない。
実生活で Oh, how smart he is!とか言ったら、あまり勉強ができない人に対して「なんて頭がいいやつなんだ」と皮肉を言っていると取られる可能性もある。結論。ほぼ感嘆文は日常では言わない、使わない。
短くHow smart! 「なんて頭がいいんだ」 などとは言う。
Q 日本人が使いがちな失礼な英語とか言わない英語って?
A たくさんある。
You had better do it.ニュアンス「やるんだろうな。さもないと...」→You should do it. 「それすべきだよ」が友人にアドバイスなら良い。あまり親しくないならIt might be better for you to do it. 「それをされるのがよろしいかと」あたり。
Sit down, please. ニュアンス「おい、座れよ。」→Pleaseを前につけてPlease sit down. ならだいぶニュアンスが柔らかくなる。Have a seat. が無難。
I know. I know. ニュアンス「ああ、もうわかってるから」→I heard that. 「知ってるよ」
I don't know. ニュアンス「そんなの知らねーよ。」→ I'm not sure.
No, thank you. ニュアンス「結構!私はいりません!」→ I think I'm ok.
Do you understand? 「なあ、ほんとわかってんの?」→Does it make sense? それ理解できます?
Pardon? I beg your pardon. ニュアンス「もう一度おっしゃっていただいてよろしいでしょうか。アメリカ人には無駄に上品に聞こえる。→ Sorry? ぐらいがいい。ただし、イギリス人は使う。
What is your hobby? ニュアンス「君の趣味はなんだい?(努力して何かしているもの)」→ しかし日本人の言う趣味は映画鑑賞や音楽鑑賞も入る。であれば、次のように言うのが良い。What do you do during free time? What do you do for fun? 欧米では映画鑑賞や音楽鑑賞は hobbyとは言えない。切手収集とかガーデニングとかそれなりに労力を要するもの。
Why did you come to Japan? ニュアンス「一体なんだって日本にきたんだよ?」→What brought you to Japan? が無難。